2023年2月号の紹介
【特集】
- ■包衣一等
「包装」はよく身を包み装う「衣装」に比される。最近は作業着専門店の「ワークマン」の人気からか、「作務衣」を目にする機会が増えた感がある。長引くコロナ禍での制約生活の反動か、ゆったりとして着心地のよい作務衣が好まれているのかもしれない。
「作務」とは本来、自給の僧院生活に必要な日常作業で、掃除から住居や寺の修繕(DIY)までの修道生活に関わる一切の仕事を修行法として実践する禅宗の言葉である。つまり「作務衣」は、禅僧が作務に適した僧衣に改良したもので、日常雑事を行うときに着る作業衣である。
最初は上衣が膝くらいまであり、ズボンにはマチがあって道場袴に近かったようだが、今日のような形になったのは戦時下で女性の使用したモンペを参考にしたものである。
禅宗では作務を通じ、清らで美しい心と不足のない幸福感を得ることを目指すことから、生活雑事のなかでも掃除と食事に重きを置い たのであろう。包装の「用」は生活雑事であり、目指すところは作務と同じく「美しい心と幸福感」である。
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- ■人類・普遍への昇華
- ■命でつながる「一等」
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