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ニュースフラッシュ

サッポロホールディングス:サッポロとポッカが資本・業務提携

2009.08.28

 サッポロホールディングスは、ポッカコーポレーションと資本・業務提携に関する基本合意を締結し、検討、協議を進めている。今回の基本合意締結後、詳細検討・協議を経て、2009年9月末を目処に確定契約を締結する見通しである。

 昨今の消費マインドの低下や資源価格の高騰、競争の激化などで企業の経営環境が一段と厳しさを増しており、顧客接点の拡大や原料調達・商品開発・生産・物流の効率化を図りながら、自社の強みを活かした差別化を推進することが求められている。こうした背景から、サッポロHDグループの飲料事業会社であるサッポロ飲料は新経営構想に基づき、選択と集中の徹底によるリストラクチャリングを断行するもの。

 事業基盤の強化を図りながら、ロングセラーブランドである「リボンシトロン」をはじめとする独自性ある商品を中心とした商品ポートフォリオの見直しを行い、計画を上回るスピードで経営改革を進める一方で、これを更に加速する施策である。一方ポッカは、2005年に実施したMBO以降経営改革を進めると同時に、2008年1月には明治製菓と資本業務提携を結び、事業シナジーの追求を進めてきた。今後、さらなる企業価値向上を目指し、従来の明治製菓との提携関係を維持・発展させながら、事業収益の拡大を図ることができる戦略パートナーとしてサッポロ飲料を選択したものである。

 具体的な業務提携の内容は今後、両社の間で協議を進めていく意向だが、自動販売機事業の強化、商品の共同開発。営業・販売協力、生産体制の最適化、共同調達の実現、共同物流体制の構築などが柱となる。サッポロHDとポッカの関係をより緊密なものとするため、サッポロHDは明治製菓が保有するポッカの株式数と同数である2,031,008株(ポッカ発行済株式総数の21.65%)をアドバンテッジパートナーズ有限責任事業組合がサービスを提供するファンド及びCITIC Japan Partners等の既存株主より取得し、ポッカはサッポロHDの持分法適用関連会社となる。