月桂冠:古代米使用の清酒
2024.10.26
月桂冠は、「Gekkeikan Studio」から古代米の鮮やかな赤とすっきりとしたテイストの「no.5」(720ml、販売価格3,300円・税込)を数量限定(800本)で2024年11月1日から、またトロピカルフルーツのような味わいの「no.3.1」(720ml、販売価格3,300円・税込)を数量限定(1,200本)で11月20日から、公式オンラインショップと月桂冠大倉記念館で発売する。
「Gekkeikan Studio」は、日本酒を試作段階で商品化し、日本酒の新たな可能性を探る実験的プロジェクトである。
「no.5」は、日本酒の原料の米をテーマに新しい酒造りに取り組み、古代米と呼ばれる色付きの米に着目した清酒である。白米と比べポリフェノールやミネラルが多い古代米を原料米の一部に使用し、スパイスのような芳醇な香りと渋みが楽しめるすっきりとした辛口の味わいが特長だ。
古代米は、ポリフェノールによる赤紫色の色素を含み、米由来の鮮やかな赤色の日本酒に仕上がる。食中酒としてまた料理とのペアリングだけでなく見た目でも楽しむことができる。
ラベルデザインでは、クローブのような芳醇な香りによって花が開き、また野生味溢れる味わいが、口のなかへと深く渦巻いていくようなイメージを表現している。シリーズのなかでも、一線を画すような斬新で独特な日本酒で、赤い液色との相性も踏まえアート性のある独創的なデザインに仕上げている。
「no.3.1」は、南国のフルーツのような味わいと温度による違いを楽しめる特長はそのままに、甘味と酸味のバランスを改良し、パイナップルらしい香りを増強、もぎたてのフレッシュなトロピカルフルーツのような味わいを実現した。
口に入れた瞬間、甘い香りが鼻から抜け、甘味や酸味がジュワっと広がり、常温ではパイナップルのような味わい、冷やしたりロックで飲むとラズベリーのようなキリっと引き締まるテイスト、少し温めると甘みとほろ苦さが広がりオレンジピールのような味わいとなる。
ラベルデザインは、パイナップルのような香りとテイストを、スライスしたパイナップルの果肉に見立ててビジュアル化し、温度で変化するお酒の味わいを月の満ち欠けになぞらえて描いている。従前のモノクロラベルをベースに、パイナップルのカラーを加え進化した香味を表現している。