P&G:生活者の要求に応えた衣料用洗剤
2009.08.29
P&Gは、無添加でありながら洗浄力を保ち衣類を肌にやさしく洗いあげる衣料用洗剤「さらさ」(850g、詰替750g)を、9月に全国で新発売する。「さらさ」は蛍光剤・漂白剤・着色料を無添加にし、ミカンやレモンの皮に含まれる成分で、洗浄力を高める効果のある「クエン酸」を配合し、衣類本来の色を保つように洗い上げる。
同社の調べでは、衣料用洗剤の使用について全体の約3割が「本当に欲しいと思う洗剤に出会っていない」と感じているというもの。特に「蛍光剤、漂白剤、着色料が入っていない洗剤を使いたい」というニーズが強く、「今ある洗剤では自分にとって必要ない成分まで入っている気がする」という声が多かった。
こうした結果を踏まえ、「心から満足して使えて」かつ「自分たちが必要とする洗浄力もある」という思いに応えた衣料用洗剤が「さらさ」である。あわせて使う人へのやさしさとして、女性が持ちやすい容器の設計・デザインとしている。取っ手を握った時に少ない筋力で使えるユニバーサルデザイン(特許出願中)としている。
「液体洗剤の容器は、片手で毎日使っていると手が疲れる」「特に使い始めのまだ容量がたくさん入っているときは、手首が痛くなる」という生活者の声に応えたもの。何が入っているかをわかりやすく伝えて、安心を感じさせたいとの考えから、詰替用の裏面に、主な成分とその役割を明記している。パッケージで成分の働きについて詳細な説明を表示するのは、同社でも初めての試みである。