メルシャン：ノロウイルス消毒剤の開発に成功
2009.09.26
メルシャンは、ノロウイルスをタンパク質存在下でも除去できる消毒剤を開発した。「日本食品工学会第10回年次大会」で、「ネコカリシウイルスをモデルとしたノロウイルスに対する消毒剤の開発」として発表された。「ノロウイルス」の感染防止策として、患者からの吐物などのウイルスを含む汚染物の処理が重要であるとされるが、ウイルス粒子の感染性を奪うには、次亜塩素酸ナトリウムで消毒するか、85℃以上の加熱が必要とされている。
同社では、既存の予防策よりも安全性と使い易さを追求し、「エタノール」と食品添加物としても利用可能な「リン酸」との組み合わせによる、新しい消毒剤の開発したもの。すでに、サニテーション用アルコール製剤「エークイックPRO」として全国で発売している。
