大洋薬品:高山工場の点眼剤新規ラインを稼働
2009.10.19
大洋薬品工業は総額28億円を投資して、点眼剤の充填から包装までを一貫製造するラインを高山工場に立ち上げ、2009年10月から稼働を開始する。同ラインでは、滅菌済み容器のエアー洗浄や薬液の充填、中栓の装着、キャップの装着、シュリンクラベル包装、箱詰めまでの工程を機械が自動的に行い、1分間に200個製造できる生産能力を有する。
また各工程間では機械による検査が実施され、不良品は自動的に取り除かれる仕組みとなっている。アイソレーターをラインにも導入することでより、高度なクリーン環境での製造が可能な上、ヒューマンエラーの回避のためコンピューターによってシステム監視とプロセス制御を行なうSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)も配備する。
同社では、ニデックから点眼剤4品目の移管を受け、2009年10月から販売を開始するなど、眼科領域への本格的な参入を進める。今回の点眼剤ラインの導入により、自社生産の点眼剤を提供することが可能となり、2009年11月にはイソプロピルウノプロストン点眼液0.12%「タイヨー」の発売を予定している。
今回、点眼剤の生産設備を備えたことにより、同社では貼付剤を除くすべての製剤を自社工場で生産することが可能になった。業界トップクラスの生産能力を誇る高山工場、および2009年7月から稼働を開始した春日部工場を最大限に活用し、高品質な医薬品を安定供給していくことで一層の信頼を構築に注力していく意向である。