虎屋:京都ギャラリー大回企画展を開催
2009.11.12
虎屋京都店は、永い歴史と現代との結び目として新たに「京都ギャラリー」を設置し、虎屋発祥の地である京都から、新たな文化を創造・発していきたい考えである。同企画展では、2010年の干支「虎」にちなんだ所蔵の作品を展示する。展示では、東京から久しぶりに京都へ里帰りする「虎屋看板」や、富岡鉄斎の作品「羅漢虎上図」「狂虎之図」など、同社所蔵品が中心となる。
「虎屋看板」では、看板中央に虎、大きな円は饅頭、右上は洲浜(黄粉と水飴で作るお菓子)と、羊羹が模られている。かつては、店頭に置かれたたくさんの人に撫でられたためか、現在では虎が丸みを帯び、全面に貼られていた金箔はかなり剥げ落ちている。