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ニュースフラッシュ

キリンホールディングス:中国が消費量で初の4000万kl突破

2009.12.24

n20091224-01.jpg キリンホールディングスのキリン食生活文化研究所が、2008年の世界主要国・地域および各国民1人当たりのビール消費量をまとめた。同研究所が世界各国のビール協会などに対して、独自に実施したアンケート調査と最新の海外資料に基づくもので、同調査では1975年分から統計をスタートしている。
 それによれば、世界の総消費量は前年比
1.2%増の約17806kl(東京ドームをジョッキに見立てると、約144杯分に相当)となり、低迷する景気の影響を受けつつも23年間連続で増加している。国別では、中国が前年比4.3%の増加を示すなど6年間連続で世界No.1となる。今回調査では生産量に続いて、消費量でも初めて4000klを突破している。
 域別では、アジアが
3.0%増と堅調な伸びで構成比を拡大し、ヨーロッパを抜いて世界最大のビール消費市場となった。2008年の世界のビール総消費量は、前年より約215kl(大びん633ml換算で約33.9億本)増え、約17806kl(前年比1.2%増、大びん換算で約2813億本)で、23年間連続の増加を記録する結果となった。
 国別では、
2003年から1位の中国が6年連続での1位となり、上位8位までは前年から順位の変動はない。日本も順位変動はないものの、原材料の高騰による大手各社の価格改定や少子高齢化、嗜好の多様化などの影響により、2.7%の減少となっている。また地域別では、ヨーロッパを除く全ての地域で、対前年でプラスとなった。今回、前年比3.0%増のアジアでは、中国やベトナム、フィリピンなどでの堅調な消費が貢献し構成比が最大となった。ヨーロッパは、ルーマニアやチェコなど消費の好調な国もある一方で、上位国のドイツやイギリス、スペインでは減少し、10年ぶりのマイナスを示している。
 国別
1人当たりビール消費量ではチェコが16年連続で1位となり、アイルランドやイギリス、ベルギーなど西欧諸国の減少が目立った。一方、ポーランドやルーマニアなどは増加傾向にあり、順位も上がっている。日本は、大びん(633ml)換算で、前年比約2.1本の減少を示している。