サントリー酒類：中国・ワイン輸入販売会社買収
2009.12.09
サントリー酒類は、中国のワイン輸入販売会社「ASC ファインワインズ ホールディング」の株式の70％を、国分が10％を取得することで合意し、契約調印したことを発表した。サントリーグループは、中国でのビール事業に1984年に参入し、清涼飲料事業には1995年に参入している。その後、主力ウイスキーブランドの「響」や「山崎」を発売するなど積極的な事業展開をしてきた。
今回の「ASC」の買収により、急伸長を続けている中国のワイン市場に進出するとともに、中国での流通基盤を獲得することで、さらなる中国事業の拡大を目指したい考えである。「ASC」は北京や上海、成都、香港などの中国の主要な12都市に事業所を有し、売り上げを急速に拡大している中国では最大規模のワイン輸入販売会社である。フランスのボルドーのファインワインをはじめ、オーストラリアのワイン「ペンフォールド」、スペインのスパークリングワイン「フレシネ」など、世界各国の多彩なワインや高級ワイングラスなどの中国での輸入・販売を手掛けている。
