三井化学:フィルム/シート事業統合
2009.12.22
三井化学は、同社のフィルム/シート事業と東セロおよび三井化学ファブロとの統合に向けた、本格的な検討を開始することで基本合意した。三井化学グループでは、「持続可能な発展のための高付加価値事業の拡大」を基本戦略の1つに掲げており、その一環としてフィルム/シート事業を強化事業と位置づけている。
すでに2009年4月に、東セロが三井化学の100%子会社となっており、東セロを核とした三井化学ファブロ及び同社のフィルム/シート事業の統合を検討してきたもの。2010年10月をメドに東セロと三井化学ファブロが合併し、同社の事業を新会社に統合させる方向で検討が進められている。同社では、統合によりグループ内に分散しているフィルム/シート事業を集約し、経営資源の集中投入で、統合効果の最大化を図っていく意向である。