JBCM:「MOBAC SHOW 2011」1500小間を目指す
2010.02.04
日本製パン製菓機械工業会は2010年2月4日、都内の第一ホテル東京で「MOBAC SHOW 2011」開催の記者発表会を開催した。今回は「モノづくりニッポン、パンと菓子」をテーマに千葉・幕張メッセで、2011年2月16日〜19日の4日間開催される。デフレスパイラルなどが懸念される不況下での開催となることから、同工業会では国内外1500小間規模の出品を目指し様々な施策を講じる予定である。 (写真は前回のようす)
将来的な需要の創出といった上から、特に中国をはじめとする東アジアへの進出を強く意識し、2010年3月には「海外市場進出セミナー」として特別講演会を開催する。また、同年5月には中国のベーカーリー協会との意見交換会を行う予定のほか、「上海国際博覧会(上海万博)」(2010年5月1日〜10月31日)への視察ツアーやレセプションなどを企画している。
前回開催の「MOBAC SHOW」(2009年)では、総来場者数(4万4244人)の約6%(2668人)が中国・台湾、韓国などのアジア各国からで、その内の約47%(1243人)は中国からの来場者である。中国をはじめとした東アジアの日本への関心の高さもさることながら、内需の将来的な縮小は否めず、東アジアマーケット進出といった期待感は大きい。同展示会でも、東アジアマーケット進出へのゲートウェイとしての位置づけをより強めたい考えである。
主催者挨拶の中で、日本製パン製菓機械工業会理事長の田中利幸氏は、こうした背景への認識を示しつつ、製パン・製菓業界の今後の課題として、1)新たなるマーケットの創造と成長戦略の構築、2)生産から販売、物流での使用エネルギーコストを含むオペレーションコストの削減、3)成長戦略を担う次世代経営者、技術者などの人材育成の3つの重要なポイントを語った。展示会および出展の詳細はWeb(www.mobacshow.com)で。