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ニュースフラッシュ

キリンビバレッジ:190g缶紅茶の新価値提案

2010.02.03

n_20100203_02.jpg キリンビバレッジは、紅茶飲料の国内No.1ブランドとなる「キリン 午後の紅茶」で、新しい需要創造を志向した新アイテムを展開する。その第1弾が2010年2月2日に全国で新発売された「キリン 午後の紅茶 エスプレッソティー」(190g缶、115円)で、エスプレッソ抽出した紅茶葉の良質な苦味が味わえる嗜好性の高い紅茶飲料である。
 同社の調べでは、ミルクティーは「デザートを食べながら」などオフタイムでの飲用に加え、仕事などオンタイムの休憩時にも飲用されている。また、仕事の合間の休憩時では缶コーヒーの飲用が多く、その「甘さ」や「後味」に満足していない人も多いようである。
 「エスプレッソティー」はこうしたニーズに応えた、新たな選択肢として開発されたものである。かつて缶コーヒーが
190g缶で嗜好性の高さを訴求したように、紅茶での嗜好性を訴求することで、紅茶飲料の飲用シーンをさらに広げたい考えである。
 すでに缶コーヒーでは主力サイズとなっている
190gサイズの3ピーススチール缶を採用した。濃い味・深いコクが特徴の「ウバ茶葉」「アッサム茶葉」を中心としたブレンド茶葉を、高温・高圧の「エスプレッソ」で濃厚抽出することで、ミルクに負けない紅茶葉の良質な苦味と凝縮された濃厚な味わいを表現している。パッケージデザインでも、ロイヤルブルーをベースに「ESPRESSO」を大きくデザインすることで濃厚な味わいを表現している。
 紅茶本来の高い嗜好性をマーケットプロダクトで表現するという難しさから、パッケージデザインや味の設計にはまだ課題を感じるものの、かつて
190gサイズが缶コーヒーの新しい市場を生み出したように、190gの缶紅茶が新しい紅茶市場を開いてゆくことを期待したい。