〈編集部発〉新価値創造の女性の集い「ジェイサロン」 開催
2010.02.05
「悪戦苦闘を突き抜けて、決められて決勝点はもう取り消すことはできないのだから」--ウォルト・ホイットマン（Walter Whitman）。
本誌「JPACKWORLD」では、現今の国内プロダクトマーケットを厚く覆う閉塞感を突き抜け、パッケージングをキーとしたプロダクト開発により、新しい時代の価値創造、新需要の創出を強く志向している。その大いなる担い手となり、リーダーともなりゆく存在が"女性"であると考える。
かの百年戦争で、オルレアン解放に貢献したことから「オルレアンの乙女」（la Pucelle d'Orléans）と呼ばれ、フランスを勝利に導いたジャンヌ・ダルク（Jehanne Darc）を想起してほしい。この時代に、プロダクトマーケットにおけるジャンヌ・ダルクが現れないとは限らない。
そうした女性リーダーとしての自覚と力量を養うため、"経験"と"智恵"と"ネットワーク"（＝ケチネ）を生かした、異業種の女性たちの集いとして「J Salon」（仮称）を企画します。まさに女性のための（for）、女性による（by）、女性の（of）会として、パッケージングをキーとした学びの場、人脈を広げる交流会の場として「J Salon」（仮称）の定期開催を進める。
基本的にテーマ講演と交流会の2部構成で、年に3〜4回の定例開催とする予定である。担当講師の豊かな経験や智恵に学ぶとともに、講師を交えた参加者間の情報交換や交流を深めることで、新しい価値を創造する女性の緩やかなネットワークをつくりたいと考える。
本年（2010）度は、本誌・編集アドバイザーである、和光大学芸術学科教授の竹原あきこ氏（略歴・トップインタビュー8月号参照）が講師を担当する。竹原氏は、本誌でも度々、グローバルな視点から日本のプロダクトやパッケージを見直すことの重要性を訴えている。そうした視点から、これまでのご自身の海外経験や、今なお年の4分の1を過ごすフランス・パリでの実体験を通して講演いただく。また竹原氏の感性や視点、その人柄に直接触れることは、自身の感性の触発、練磨となることは間違いない。
【第1回開催】
◇日時：2010年3月25日（木）14:00〜16:00（開場13:40）
◇場所：竹本容器本社1F（台東区松が谷2-21-5）
◇内容：
「パリの最新〈花〉事情とパッケージ開発の可能性」／竹原あきこ氏
開催直前にフランス滞在から帰国、〈花〉マーケットを中心にフランスに視る欧州でのパッケージの最新情報などを肌感覚で伝える。
〔交流会（参加者の自己紹介など）〕15:15〜16:00
◇会費：1万5000円（税込）
問い合わせ・申込みは本誌事務局（03-3832-0126）まで。
※定員により次第お断りさせていただくこともありますので、予めご了承ください。
