キリンビバレッジ:業務用市場の支持を拡大
2010.02.26
キリンビバレッジは、業務用市場専用に開発した「キリン 緑茶」「オレンジ100」「グレープフルーツ100」を2010年4月6日から全国で新発売する。営業活動はグループのキリンビールと連携して行うことで、業務用市場での需要を一段と拡大していく考えである。
嗜好の多様化が進む中で、飲食店での清涼飲料の需要が着実に拡大していることなどから、同社では2009年1月に業務用市場専用の「キリン 烏龍茶」を発売している。その年間販売実績が約3割増と予想以上の好調な推移を示したことから、業務用市場での清涼飲料の需要拡大を図るものだ。
業務用市場の中でも、特に飲食店やホテルの取り扱い構成比が高い緑茶と果汁カテゴリーから「キリン 緑茶」「オレンジ100」「グレープフルーツ100」を新発売し、「烏龍茶」と合わせて展開する。「緑茶」は、国産茶葉を100%使用した濃い液色と味わいが特徴の緑茶である。香ばしさと味の深みを出すため、特許出願中の新技術で仕上げた「釜炒り茶葉」※をブレンドしている。
今後も、総合飲料グループ戦略として開発から販売に至るまでのバリューチェーン全体で両社の連携を一層強化し、グループシナジーによる価値創出に取り組んでいく考えを示す。
※生茶葉を「蒸し上げる」工程を、「釜炒り」に変えることで、香ばしさや味の深みを引き出す当社独自の「釜炒り製法」(特許出願中)でつくった緑茶葉。