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ニュースフラッシュ

包装・関連業界団体:“潮目”との認識深まる賀詞交歓会

2010.02.02

 この20101月、日本包装技術協会・日本マテリアル・ハンドリング協会や日本包装機械工業、神奈川県包装機械工業会、日本製パン製菓機械工業会、日本缶詰協会、全国清涼飲料工業会、全国段ボール工業組合連合会、日本印刷産業連合会、日本印刷産業機械工業会、全国グラビア協同組合連合会、日本ロジスティクスシステム協会、全日本シール印刷協同組合連合会、日本粘着テープ工業会、印刷インキ工業会、軟包装衛生協議会、東京都正札シール印刷協同組合、東京都ラベル印刷協同組合、日本プラスチック工業連盟、日本物流団体連合会、プラスチック処理促進協会などの包装・関連業界団体の定例の新年賀詞交歓会が都内各所で行われた。
 日本缶詰協会は
16日、日本包装機械工業は114日に新装の経団連会館で行った。日本包装技術協会は17日に東京會舘で、日本製パン製菓機械工業会は112日にKKRホテル東京で行った。神奈川県包装機械工業会は122日にヨコハマプラザホテルで行った。いずれの挨拶でも、リーマンショック以来の経済ききが1年を経過したが、依然先ゆきの見通しが立たない厳しい景況認識を示していた。
 比較的、食品や医薬・化粧品など景気変動の影響を受けにくい需要に支えられる包装機械の生産高でも、平成
21年(2009年)実績で前年を大きく下回り、10年ぶりに3000億円台に落ち込む見通しとなっている。日本包装機械工業会長の石田隆一氏は挨拶で、こうした状況下でも環境対応や多品種小ロット化、安全・衛生化などを開発のてこにすれば、新しい需要の創出は可能として、「人材の確保や育成、新技術開発などに努めていきたい」と。
 また、昨(
2009)年末にTV放送が話題となった司馬遼太郎氏原作の「坂の上の雲」の時代状況を分析し、戦後の高度経済成長を新たな「坂の上の雲」に見立て、景気変動の波は40年周期との面白い見方を示す挨拶などもあった。現在、第3の「坂の上の雲」を迎えつつあるとの見解だが、"坂の上"という表現には疑問があるものの、大きな転換点に立つという点では誰もが異論のないところであろう。いや、経済危機下の1年を経て経済・産業の"潮目"との認識は確実に深まっている。