〈編集部発〉東京に初雪、幕開けの予感
2010.02.03
いち早く春を告げる紅梅の開花もしばし身を縮めて雪化粧。2010年2月1日の夕刻から雨は徐々に雪に変わり、東京の街を白く覆った。今年（2010年）の初雪である。雪は水分をたっぷり含んだボタ雪から、落花紛々を思わせる雪ひらへ変わった。春に降る雪は軽く、花びらのように風に舞って降ることから、「風花」とも呼ぶようである。
太陽が沈み、厚い雨雲に覆われた天空から、白い小さな雪片が風に舞い降る姿は壮大な自然の演出、劇といえるものである。グローバルマーケットを覆う"経済危機"という暗雲下で、天の晴れゆくを願い、あらゆる施策を駆使し、その打開に挑んでいる。そんな企業、団体・組織、人たちにとって、ため息をうつ風景をしばし一変させた、幕間の劇は天のはからいといえよう。
新しい幕開けが近いという兆候かもしれない。大地を覆った白いベールを溶かし、新しい価値を創造するマーケットプロダクトの誕生を予感する。果たして190g缶紅茶の評価は...。
