COMEXPOSIUM:パリ国際包装展「EMBALLAGE 2010」
2010.03.31
COMEXPOSIUMグループが主催するパリ国際包装展「アンバラージュ(EMBALLAGE)2010」が、2010年11月22〜25日の4日間、パリ・ノール・ヴィルパント見本市会場(フランス)で開催される。今回で39回目を迎える同展では、インテリジェント・パッケージにフォーカスし、"イノベーション100%"、かつ"持続可能な開発100%"の内容となる。
ヨーロッパの包装業界ではエコデザインや新素材研究、リサイクルをはじめとする持続可能な開発のトレンドなどが最近の最大関心事になっている。ヨーロッパを中心に全世界の業界関係社が一堂に会することで、こうしたトレンドが浮き彫りになるとともに、様々なターゲット市場の最新動向がうかがえる。
2010年開催では包装業界の最新動向のほか、「Pack Innovation」スペースでは出展社が開発した将来の包装の新素材が展示される予定だ。環境配慮や使いやすさ、コスト削減、独創性、安全性といった新たな課題を踏まえた未来を先取りしたビジョンなども見所である。また「Emballage in Green(グリーン包装)」を中心とした持続可能な開発に4日間を費やし、包装業界のキーマンや企業との意見交換や討論を行うTVプログラムや見学コース、包装材の再生利用に関する展示などが予定されている。
アンバラージュ展が中心となって、包装業界の動向分析を行う Observatoire de l'Emballage の2009年の結果によれば、包装材の購入者の38%、包装材製造業者の47%が、パッケージデザインを開発の主要要素と判断している。2010年は、6ホールに新しいトレンドを集約してエージェントやデザイナーと交流するためのパッケージデザイン専用スペースが設けられる。一連のコンファレンスでは、第一線のパネリストや業界関係者が参加し、新技術に関する考察や持続可能な開発に係る諸課題の発表、規制に関する討論、経験談などが展開される。
2008年度の実績では出展社数1500 社のうち44%がフランス国外からで、来場者数10万1000人のうち36%がフランス国外からとなる。詳細は、http://www.emballageweb.com/ まで。
※COMEXPOSIUMは17業種を対象に、135件にのぼる国際会議および一般向け・業者向け見本市を手がけている。出展社数は延べ3万5000社、来場者数は延べ300万人。またフランスの10大見本市のうち5件(SIAL、Intermat、Equip
Auto、SIMA、Foire de Paris[パリ見本市])を主催する。