キユーピー:クアラルンプールに営業所開設
2010.03.04
キユーピーマレーシア(KEWPIE MALAYSIA SDN.BHD.)は、マレーシアのクアラルンプールに営業事務所を開設し、営業活動を開始した。同社はマヨネーズなどの調味料の製造販売を目的にキユーピーが2009年6月に設立したもので、2010年夏から製造・販売を開始する予定である。2月上旬にはマラッカ工場の工事を開始しており、マヨネーズをはじめとする調味料の製造ラインの整備を進めている。
マレーシアでは洋食文化の流入にともない、外食チェーンなどのフードサービス市場が急速に拡大している。こうした背景から同社の生産品目では、イスラム教徒の食生活に対応した「ハラル認証」※を受けた調味料類とし、将来的には他のイスラム圏への輸出も視野に入れている。今後の事業展開をスムーズに進めるため、三菱商事にも資本参加を求めた合弁子会社となっている。出資比率はキユーピー90%で、三菱商事10%である。
※豚肉やアルコールを含まないなど、イスラム法に則って処理された食品に対する認証