資生堂:商品・包装の改善事例公開
2010.03.25
資生堂は、商品の発売後に、顧客から寄せられた商品に対する意見や評価から改良を行った商品・包装の改善事例の紹介を始めた。同社では、「ひとつひとつを真摯に受け止め、商品改良のためのヒントとして情報を収集、蓄積しています。これらの情報を関連部門に提案し、共有を図ることで安全で優れた商品づくりへと活用しています」とコメントする。
改善事例として挙げられているものは、包装に使用する樹脂量を年間で23.7トン削減した「アクアレーベル」の新保湿ラインや、限定品のセットに用いていたケースの材質をプラスチックから紙に変更した「TSUBAKI ジャンボサイズ&トリートメントセット」、トレー形状を滑り落ちにくい形状に変更し、使い易さをより向上させた「クレ・ド・ポー ボーテ サボンシネルジック」、残量が外から見て分かるように容器を改良し、あわせてレフィルを新配置した「クレ・ド・ポー ボーテ セラムブランエクストラ ta」など、包装での改善事例がほとんどである。
ブランドのリニューアルを機に、つめかえ用を発売した「新マシェリ シャンプー&コンディショナー つめかえ用」では、具体的に顧客より「つめかえ用がボトルじゃなくて袋の方がいいと思います」(20代の女性)、「つめかえ用って、ツバキとかみたいなパウチタイプにならないかなぁ」(30代の女性)などの具体的に寄せられた要望に応えたかたちで、「ボトルタイプのつけかえ用」から「パウチタイプのつめかえ用」へと変更した。容器に使用する樹脂量が、年間で約110.7トン削減されるという。