HOYA:コンタクトレンズの空ケースを回収・リサイクル
2010.04.28
HOYAアイケア事業部が事業展開しているコンタクトレンズ専門店「アイシティeyecity」は、使い捨てタイプのコンタクトレンズ(ディスポーザブルタイプ)の使用後の空ケースを、全国168店の店頭で回収してリサイクルする活動「アイシティECOプロジェクト」を2010年4月10日から開始した。全国の店舗で回収した空ケースをリサイクルメーカーに売却し、その代金とともにそれと同額の同社寄付分を加えた金額を、日本アイバンク協会に寄付するものだ。
同社では、CSR(企業の社会的責任)のもと、事業活動でのCO2の削減と消費者の参加による社会貢献活動への支援を連動させたコーズ・リレーテッド・マーケティング活動として全国のアイシティで推進していく意向である。使い捨てタイプのコンタクトレンズのケースでは、各メーカーともPP素材が使用されている。
これまでコンタクトレンズの空ケースには有効なリサイクルシステムがなく、顧客が使用後の空ケース、また店舗が試用などで生じた空ケースはゴミとして処理されてきた。プラスチック廃棄物として焼却処理すると、1キログラムにつき約2.6キログラムのCO2が排出される。空ケースは、全店舗に回収ボックスを設置して回収し、同社の工場で一括して取りまとめた後に、リサイクルメーカーに売却するシステムである。空ケースの回収状況等は毎月集計し、アイシティのホームページのプロジェクト専用ページで公表される。