ピクア:プリンターでダミー用シュリンクラベル
2010.04.28
ピクアは、PETボトルなどの包装・容器のシュリンクラベルが手軽に制作できるフィルム材料「お手軽・シュリンクラベル」を2010年4月10日から販売を開始した。これは特殊な台紙に貼られたインクジェット用シュリンクフィルムで、一般のオフィスや家庭で使われるインクジェットプリンター(IJP)で直接印刷でき、フィルム裏面の白打ちも可能にしたものである。
これまでPETボトルなどのダミー用シュリンクフィルムを制作する時に、カールや白の裏打ちがネックとなり、スクリーン印刷や特殊なプリンターを使う必要があった。「お手軽・シュリンクラベル」は、これらの問題を解決したダミー用シュリンクフィルムである。台紙付きシュリンクフィルムとして、一般に使われるIJPでの印刷を可能すると同時に、白色転写シートを組み合わせた。
フィルムが特殊な台紙に貼られ、印刷後に台紙からはがして使用するもの。台紙の採用により、小さいハガキ判から大きなA3判までスムーズに印刷ができ、フィルムの無駄が生じないのが特徴だ。また裏面に印刷する白色の塗料は、ヘラで圧着した後、水洗いするだけで簡単に裏打ちができる「ペイントシート」を開発している。白色の「ホワイト」のほかに透明な「クリア」と、銀色の「シルバー」がある。「クリア」と「ホワイト」を組み合わせることも可能だ。
印刷後のシュリンクフィルムは家庭用ドライヤーで収縮できるので、両面テープで筒状に接合し、ボトルに巻き付けて家庭用ドライヤーで熱風を当てるだけ。特殊な機器などは一切不要で、5分程度でPETボトルなどのパッケージダミーが作成できる。