メッセ・デュッセルドルフ:「interpack 2011」で2つのテーマ展示
2010.05.18
2010年2月末時点での申し込み展示スペースは、すでに2008年と同程度の規模まで到達した。前回の「interpack」開催では、19ホールのすべてを使用し、広範囲にわたる包装産業のプロセスとパッケージソリューションが展示された。今回(2011年)も、飲食産業に止まらず製菓・製パン業界や医薬品・化粧品業界、消費財産業向けの最新機材やノウハウが見所だ。
前回好評だった展示「Innovationparc Packaging」は、今回開催では「クオリティーオブライフ」に焦点をあて、新たに「Metal Packaging Plaza」と「Save Food!」という2つの特別展示が設定される予定である。この2つのテーマは日本の包装産業でも重要なテーマとなっている。「Metal Packaging Plaza」は、メタル包装分野のメーカーとユーザーとの間で情報交換が行われるプラットホームとなるものだ。そのエリア周囲では革新的なソリューションを提案する企業が出展する。
「Save Food!」は、包装バリューチェーンでの各々の段階や食物輸送の過程で急増する無駄を排除するための方法を扱った特別展示である。現在の状況に焦点を当てるとともに、包装の改良によって食物が生産と消費の過程で発生する、変質と腐食現象を防ぐためのソリューションも紹介する。この展示は、国際連合食料農業機関(FAO)と複数の「interpack」後援団体とのコラボレーションにより、メッセ・デュッセルドルフが運営するもの。
また「interpack」開催中には、前回と同様にメッセ会場内で日本の包装産業界で注目されているテーマを選定し、日本人向け特別セミナーを企画している。http://www.interpack.com/