MDDクリエイティブ:3DCGでパッケージダミーを簡単に再現
2010.05.19
MDDクリエイティブは、3DCG(三次元コンピュータグラフィックス)を利用した、カタログ・チラシ用の商品画像や棚割りソフト用などの、6面画像を出力するソフトウェア「モノサツ3D」を開発した。2010年3月31日から「モノサツ3D」を発売しており、ソフトウェア販売しているeBASE社と連携するなど、特定の需要分野に限らず食品や日用雑貨向けなど、幅広く拡販していく考えである。そのためにも販売パートナーも広く募集する。
「モノサツ3D」は、3次元データで作られた商品モデルに包装用版下データをマッピングし、カメラアングルやライティングなどの撮影スタジオの環境をデータ上で再現するもの。それにより、印刷用の高精細画像やWeb用のFlashVR、棚割りソフト用の6面画像などを、簡単に出力することを可能する。
例えばカップ麺など、同一形状の容器では3DCGの特性を活かし、包装用の画像データだけを貼り替えることで、麺の種類や味付けのバリエーション展開のイメージを簡単に再現できる。特に形状の似ているパッケージであれば、版下データを交換することで商品のバリエーションを試作する場合などには、「モノサツ3D」の優位性が最大限に発揮される。
同社では、機能に応じて3種類の価格帯を設けており、トライアル版として機能を限定したものをWebサイト上で無償配布している。同社では「従来では、新商品開発などを進める上で、試作・検討や販促などに利用する商品写真を、その目的に応じて何度も写真撮影されてきました。『モノサツ3D』を利用することで、そうした時間やコストを大幅に削減できます」とコメントする。
(デザイン画像提供:株式会社アイ・コーポレーション)