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ニュースフラッシュ

エプソン:多品種小ロット向けデジタルラベル印刷機

2010.06.30

n_20100630_01.jpg エプソンは、産業用インクジェットデジタルラベル印刷機の新製品として、「SurePress(シュアプレス)L-4033A」を、2010年10月から直販を開始する。今後3年間で、国内では100台の販売を見込んでいる。「SurePress L-4033A」は、マイクロピエゾテクノロジーを搭載し、高画質で安定した印刷とシンプルかつ優れた操作性で、小ロットラベルの高い生産効率を実現するものとして注目される。
 期間限定商品、ラインアップ・バリエーションの増加による多品種化や、商品ライフサイクルの短化などが進んでいる。こうした動きに合わせた、表示ラベルやPOPなどの販促用ラベルを必要な時に必要な量だけ、短納期で安価に印刷したいというニーズが高まっている。とはいえ競合商品との差別化を図るため、ラベルの品質では写真のクオリティーや表現力は必須である。
 従来のラベル印刷工程では、版の交換や色調整など印刷準備やメンテナンスに時間を要し、作業では専門のオペレーターを必要としているため、5000枚以下の小ロットラベル印刷を短納期・低コストで対応するのは困難である。そうしたニーズに応えたのが「SurePress L-4033A」である。「高画質印刷」「小ロット短納期印刷」「低コスト印刷」「環境負荷の少ない印刷」などラベル生産での市場ニーズを満たし、小ロットラベル印刷の受注機会増加と利益創出を支援する産業用インクジェットデジタルラベル印刷機である。
 同社のインクジェットプリンター「カラリオ」「マックスアート」などで定評のある「マイクロピエゾテクノロジー」による高画質で、正確かつ安定した印刷と、新開発の「SurePress AQ ink」「ヒートアシスト機構」による印刷本紙への対応、さらにシンプルな機構と操作性・優れたメンテナンス性で、ラベル生産での業務効率化・コスト削減・環境負荷低減を実現する、デジタルワークフローへの移行を支援するもの。
 同社では、2015年に向けた長期ビジョン「SE15」の中で、「強い事業の集合体」の1つとしてプリンター事業を掲げ、そのコア技術である「マイクロピエゾテクノロジー」を核に、家庭用途のインクジェットプリンターに加えて、ビジネス、商業・産業用途での幅広い分野に応用していくことを目指している。「SurePress L-4033A」もその1つとなるもので、その商業・産業用途向け応用製品として新たに開発したものである。