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ニュースフラッシュ

ANA:世界初の機内で「樽生ビール」

2010.07.21

n_20100721_03.jpg ANAは、ホシザキ電機と航空機内で樽詰の生ビールを注出できるビールディスペンサー(特許出願済)の開発に世界で初めて成功した。国内線の新サービス「ANA My Choice」の有料メニューの1つとして2010年7月20日から、この世界初の航空機用ビールディスペンサーを用いた生ビールの販売を開始している。
 地上用のビールディスペンサーでは、ビールを注出のために航空機内持ち込みが認められていない炭酸ガスボンベ(高圧ガス)が必要である。今回開発された航空機用樽生ビールディスペンサーは炭酸ガスボンベの代わりに、ドライアイスから昇華した炭酸ガスを高圧ガスにならないよう容器に蓄え、上空の低い気圧の環境下でも、安全にかつおいしい生ビールが注出できるようガス圧力の調整を可能にしたものだ。またドライアイスは、ビールを適温に保冷する役割を兼ねており、電源装置や冷却装置を必要としないディスペンサーシステムである。
 まず対象路線となるのは、東京(羽田)から千歳/福岡の17:00以降の出発便および、東京(羽田)/大阪(伊丹・関西)/名古屋/福岡から沖縄を以下の機材で就航する便となる。ボーイング747-400型機とボーイング777-300/200型機、ボーイング767-300型機、ボーイング737-700/800型機、エアバスA320型機で、1便で20杯限定の予定である。販売価格は1000円(おつまみ付)。

※東京/沖縄線(B777型機以上の大型機)では1便40杯の予定
※ビールの銘柄は便により異なる。