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ネスレ:赤と黒のパッケージで新需要創出

2010.07.20

n_20100720_01.jpg ネスレは、チョコレート菓子として定評のある「ネスレ キットカット」を37年ぶりに一新して2010年8月30日から発売するとともに、大人をターゲットにした甘さひかえめな新食感の新商品「ネスレ キットカット オトナの甘さ」を2010年9月20日から全国発売する。
 「キットカット」は、イギリスで誕生して今年(2010年)で75周年を迎えるなど、半世紀以上もの間、世界中で販売され続けている。国内では1973年の発売以来、サクサクのウエハースとチョコレートの絶妙なバランスのチョコレート菓子として親しまれ、今年で37周年を迎える。今回、国内での発売以来はじめての大幅なリニューアルとなるもので、同時にひかえめな甘さと新食感を実現した新商品「キットカット オトナの甘さ」を新発売する。
 これにより、フランスの作家であるスタンダールの小説「赤と黒」を思わせる、赤い「キットカット」と黒い「キットカット」のパッケージが店頭に並ぶことになる。同社では、新しい需要の創造を強く意識している。リニューアルでは、ウエハースの風味をより香ばしく、よりクリスピーな食感になる焼き方を研究し、これまで以上のサクサク感のあるウエハースとなっている。
 「キットカット オトナの甘さ」では、ブラックビスケットを練り込み、新食感を実現する。新「クラッシュ&スプレッド」製法で、細かくクラッシュしたほろにがブラックビスケットを、均一にチョコレート生地に練りこみ、チョコレート全体の甘さを抑えるとともに、ブラックビスケットとチョコレートの組み合わせで新しい食感を実現したものだ。