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ニュースフラッシュ

光洋自動機:世界初紫外線LED硬化方式のラップシュリンクシステム

2010.08.11

n_20100811_01.jpg 光洋自動機は、パナソニック電工と共同開発した紫外線LED硬化方式を用いた飲料向けラップシュリンクシステムの実用化にこぎ付けた。紫外線LED硬化方式を用いたラップシュリンクシステムとしては世界初となる。
 同ラップシュリンクシステムは、熱収縮できるロールラベルを容器に巻付け、貼り合わせの固定に紫外線硬化型接着剤(ケミテック株式会社製)を用い、パナソニック電工と共同開発した紫外線LEDにより硬化させるというものである。従来の筒状に加工したシュリンクラベルを用いる方式と比較して、ロールオンシュリンク方式では大幅な資材コストの低減を実現する。
 また、同様なUV接着剤を用いたロールオンシュリンク方式では、大掛かりな紫外線ランプ装置が必要でスペースを要するとともに、オゾン臭を発生することから排気装置などが必要となる。その点、紫外線LED硬化方式ではラップシュリンクシステム内に組み込めるコンパクトな装置で、オゾン臭などは発生しない。消費電力は紫外線ランプ方式の約5分の1で、寿命は約15倍である。
 ラップシュリンクシステムは実用化に向けて、すでに600bpmのスピードを実現しており、同社では「紫外線LEDの配置を工夫することで720bpmまでのスピードが可能」としている。今後は、清涼飲料のPETボトルやガラスビンなどロールラベル化やロールオンシュリンク化へとシフトする需要を狙い積極的な展開を図っていく意向である。