キリンビバレッジ:初のチルド飲料専門製造会社を設立
2010.10.01
キリンビバレッジは、小岩井乳業による東京工場チルド飲料製造事業の新設分割後、その全株式の譲渡を受けて2011年1月に完全子会社としてキリンチルドビバレッジを設立する。チルド商品の開発から製造に至る体制を一段と強化し、さらなる技術力と生産性の向上を図るのが狙いである。
昨今のチルド飲料市場は、紅茶飲料など新たな価値提案による市場の活性化がみられるものの、顧客ニーズの多様化やチルドとドライのボーダーレス化も進み、競争が激化している。同社では、初のチルド飲料専門製造会社となるキリンチルドビバレッジ社を設立し、チルド飲料事業の基幹工場と位置づけ、これまでの製造技術の継承とさらなる製造ノウハウの蓄積、技術開発により、競合で優位性を持つ機能強化を図っていく意向である。
同工場では、販売が好調に推移している「午後の紅茶」ブランドの500mlゲーブルトップタイプや「トロピカーナ」ブランドの「ホームメイドスタイル」といったチルド飲料主力アイテムの製造を担う。