• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > 日本ゼオン:レトルトパウチ用高酸素吸収性樹脂

ニュースフラッシュ

日本ゼオン:レトルトパウチ用高酸素吸収性樹脂

2010.10.14

 日本ゼオンは、高い酸素吸収性を発揮する新タイプのフィルム用樹脂「クインティアSV」を開発した。ナイロンやEVOH中に独自の酸素吸収性樹脂を分散させたもので、主にレトルトパウチ包装用途に販売してく考えである。
 同社では、すでにC5系の酸素吸収成分を開発し、EVOHと組み合わせるなど、酸素バリア材「クインティアEV」として製品化している。今回の「クインティアSV」は、この技術を応用したものである。これまでのレトルトパウチ包装では、レトルト(高温殺菌)処理時に中身製品の溶存酸素により食品の風味が損なわれるという課題があった。「クインティアSV」を用いることで高い酸素吸収性を発揮することで、こうしたレトルトパウチの課題を解決するものである。