アサヒ飲料:24%の軽量化の「ハンディ・エコボトル」採用
2010.11.28
アサヒ飲料は、"顧客の使いやすさ"と"エコ"を考えた環境配慮型ユニバーサル・デザイン・ボトル「ハンディ・エコボトル」を独自開発し、「アサヒ 十六茶」をはじめとした同社の無糖茶飲料商品(アセプティック製品)に順次導入する。独自技術により、同社従来品比約24%の省資源化・軽量化を実現したもので、緑茶飲料の500ml PETボトルでは最軽量の18gとなる。
同時に、開栓時と飲用時のボトルの持ち位置を調査した結果をボトル形状に反映している。「開栓時」と「飲用時」とでは、ボトルを持つ位置が異なる動作に着目し、新形状となる「ダブルフィット」型を採用している。キャップを開けやすく、飲用時には安定した持ちやすさを実現する。
「ハンディ・エコボトル」には「バイオマスラベル」※を採用し、従来のバイオマスラベルに比べ厚さを40μから35μへと12%も薄くしている。同社では、2008年から「十六茶 PET 490ml」で、PETボトル入り清涼飲料のラベルでは業界初の取り組みとして、トウモロコシのでんぷんを原料としたポリ乳酸を使用した「バイオマスラベル」を採用している。2009年からは「十六茶 PET 500ml」(自動販売機用)で、ポリ乳酸を50%以上使用し、"バイオマスプラマーク"を取得した「バイオマスラベル」で展開している。
同社では、2011年から主力商品「十六茶」をはじめとした緑茶、中国茶などのお茶飲料で「ハンディ・エコボトル」を採用し、年間で24%程度のPET原料とCO2排出量の削減に取り組む意向である。
※2009年製造数量に基づく同社試算では、PET樹脂削減860トン、原油換算1700kl、CO2排出量では約1400トンの削減効果を見込む。