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岩下食品:個装のおつまみ漬物を共同開発

2010.11.11

 岩下食品(漬物製造業)は、壮関(海藻加工業)とのコラボレーション商品となる漬物「おつまみになった岩下の新生姜」を共同開発した。同社の主力商品の「岩下の新生姜」を小さくカットし分包したもの。ターゲットは20〜40歳代の男女で、これまでの漬物イメージを払拭し、携帯性や食べやすさを追求したものだ。すでにスーパーなどで販売が始まっており、同社では初年度400万個の販売目標を掲げる。
 若者の漬物離れへの対応と、ブランド力の強化を図りたい壮関との意向が合致したことから、2009年に共同開発をスタートした。新生姜のみずみずしく、シャキシャキとした食感を保ったまま小さくスライスし、個包装するのに苦労したようだ。辛みの中にほんのりとした甘さがあるのが特徴だ。
 海藻珍味の茎わかめなどの製造で培った壮関の加工技術を生かし、保存料を使用せずに4カ月の賞味期限を実現している。原料の調達から塩漬けまでを岩下食品が行い、味付けと包装を壮関が行うというものだ。両社は今後も、それぞれの強みを生かした新商品の共同開発を進めていきたい考えである。