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ニュースフラッシュ

サッポロインターナショナル:韓国大手乳業メーカーと業務提携

2010.11.28

 サッポロインターナショナルは、韓国の大手乳業メーカーのMaeil(メイル)乳業と2010年11月12日付で、韓国国内のビール販売事業に関する業務提携について合意し、同国でのビール販売を本格的に開始することを決定した。インターナショナル社を含むサッポログループは、2007年に発表した「新経営構想」の重要なグループ戦略である「戦略的提携の実施」および「国際展開の推進」のアジアでの具体策として、2009年に発表したベトナムへの進出に続き、韓国でのビール販売を本格的に開始するものだ。
 メイル乳業社は、チーズ類やチルドカップコーヒーのシェアが韓国国内でNo.1を誇る大手乳業メーカーで、多様なレストランを展開するなど幅広い事業を展開している。韓国国内でのビール市場は成熟しつつあるが、輸入ビールカテゴリは2005年から5年間で約2倍と急速に拡大している。また韓国市場は日本と比べて業務用の占める割合が高い(約50%)のも特徴だ。
 食品メーカーとして、料理とお酒の調和を通じて食文化を創造していくというメイル乳業社の経営哲学と強固な販売網が、同国内でのサッポロブランドの存在感を発揮し、アジア戦略を強固にしたいという同社の経営戦略とも一致して業務提携に至ったものだ。2010年12月以降、韓国にサッポロブランド商品の輸出を開始し、メイル乳業社が同国内のCVS・スーパー・チェーン飲食店等への販売を順次拡大していく。 
 本格販売開始となる2011年は、30万C/S(350ml×24本換算)の販売を計画しており、5年後の2015年には150万C/Sまで拡大し、韓国国内での輸入ビールブランドNo.1を目指している。同国内で積極的なプロモーション展開を行い、サッポロブランドの認知度向上を図っていく意向である。メイル乳業社では専門販売チームをつくり、韓国国内の飲食店への展開を強力に推進していく。両社は今後、食品事業や外食事業などシナジーを発揮できる事業分野が多いことから、ビール販売事業にとどまらず、幅広い事業分野での提携を検討していく考えである。