• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > サントリーHD:水源涵養面積を新たに約174ha拡大

ニュースフラッシュ

サントリーホールディングス:水源涵養面積を新たに約174ha拡大

2010.12.13

 サントリーホールディングスは、鳥取県日野郡江府町と林野庁の「ふれあいの森」制度※に基づき、2010年12月9日に鳥取森林管理署と森林整備に関する協定を締結した。今回の協定締結では、協定当事者に加えて環境省や鳥取大学、地元環境活動団体をメンバーとした「鏡ヶ成ふれあいの森運営協議会」を設立し、多様な視点からの活動内容を検討し、より効果的な森林整備活動を展開していく意向である。
 同社は、サントリー天然水・奥大山ブナの森工場の水源涵養エリアとその周辺をサントリー「天然水の森 奥大山」として、2007年から森林整備活動を行っている。今回、さらに水源涵養面積の拡大を図るべく、鳥取森林管理署管内の「鏡ヶ成(かがみがなる)国有林」のうち約174haについて新たに協定を結び、森林整備を始めるものだ。これにより、サントリー「天然水の森   奥大山」は、合計約359haに拡大する。今後、針葉樹人工林の間伐・枝打ちや広葉樹林の整備、植樹など、長期間にわたって高い水源涵養機能が発揮できる森づくりを目指し活動を推進していくとのこと。
 同社は「人と自然と響きあう」という企業理念のもと、地球環境保全活動に積極的に取り組んできた。とりわけ商品づくりに欠かせない水については、「水と生きる SUNTORY」をコーポレートメッセージに掲げ、水および水を育む自然環境との共生を目指した企業活動を推進している。サントリー「天然水の森」は、地域と連携しながら、水源涵養林として高い機能を持つ森に育てるとともに生物多様性を保全し、人々が自然と接することのできる森づくりを行う活動である。主に工場の水源涵養エリアで実施し、工場で使用する地下水の量以上の水を育むことを目標に掲げ、2011年までに水源涵養面積約7000haを目指している。

※国有林野をフィールドに、自主的な森林整備活動や、この活動と一体となって実施する森林・林業に関する理解の増進に資する活動を支援する林野庁の制度。企業は、森林所有者から無償で一定期間森林を提供してもらい、その間、理念に沿った主体的な森づくりを行うことができる。