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ニュースフラッシュ

ユニリーバ:サステナビリティの新プラン

2010.12.13

 ユニリーバは、「よりよい明日を創るために」というビジョンのもと、成長とサステナビリティを両立させる新しいビジネスプラン「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」を発表した。成長戦略の一環として「環境」「すこやかな暮らし(健康・衛生/食)」「経済発展」の3つの分野に取り組むことを公約し、それぞれの分野について2020年までの数値目標およびアクションプランを設けたものだ。

1)製品のライフサイクルからの環境負荷を半減する
2)10億人により衛生的な生活習慣を身につけた、すこやかな暮らしを支援する
3)製品原材料となる農作物を100%持続可能な農園から調達する

 同社は創業以来、社会や環境のための活動に積極的に取り組んでおり、現在では「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールド・インデックス」で12年連続食品業界のリーダーに選定されるなど、世界的に高い評価を得ている。同プランは、ユニリーバのサステナビリティへの取り組みに中長期的な枠組みと数値目標を設け、さらに強化するためのものである。
 同グローバルCEOのポール・ポルマン氏は「ユニリーバのビジョンは、よりよい未来を創ることです。それは、誰もが環境負荷を増やすことなく、豊かな暮らしを送ることのできる未来です」「サステナビリティの実現に向けて、私たちの製品を使ってくださる世界中の数十億の方々とともに、小さな行動を毎日積み重ね、世界を変える大きな力にすること。それこそがユニリーバが成功するただひとつの道なのです」と語る。

(1996年)持続可能な農業への取り組みを開始
 原料の3分の2が農作物である食品メーカーとして、紅茶、トマト、ほうれん草などの主要な作物の生産者やサプライヤーと協力し、農業のサステナビリティを測る指標を導入。
(2004年)環境にやさしい冷凍庫を開発・導入
 世界最大のアイスクリームメーカーとしてグリーンピースと協働し、環境に配慮したハイドロカーボン冷凍庫を開発。現在までにアイスクリームの流通・販売に使う約50万台を切り替えている。
(2007年)紅茶のサステナビリティへの取り組みを開始
 世界の紅茶の15%を使用する紅茶メーカーとして2015年までにリプトン、PGティップスのティーバッグに使う茶葉のすべてを国際的な環境保護団体レインフォレスト・アライアンスの認証を受けた茶園から購入することを決定。
(2008年)パーム油のサステナビリティへの取り組みを開始
 マーガリンなどの原料として使われているパーム油を、2015年までにすべて持続可能な農法として認証を受けた生産者から購入することを決定。既に30%の認証を受けた生産者から購入。