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キッコーマン:「御用醤油醸造所(御用蔵)」完成

2011.02.25

 キッコーマン食品は、野田工場製造第1部(千葉県野田市野田)内に移築していた「御用醤油醸造所(御用蔵)」が完成し、2011年4月1日から一般公開する。「御用醤油醸造所」は、1939年(昭和14年)に宮内省(当時)へ納めるしょう油を醸造するための専用醸造所として、江戸川沿いの敷地に建設されたものだ。「御用蔵醤油」はすでに仕込みを開始しており、移築に伴い2012年1月から販売を再開する。
 70年にわたりしょう油の醸造を行ってきたが、老朽化に伴い大規模な補修工事が必要となったため、移築工事を進めてきたもの。完成した「御用蔵」は旧「御用蔵」同様、宮内庁へ納めるしょう油醸造のほか、伝統的なしょう油醸造技術と、旧「御用蔵」建設当時の製造設備の保存、継承という役割を担っていく。
 
新たに見学コースを設置し、実際に木の桶の中でもろみが熟成する様子や、当時使用していた原料処理、圧搾、火入れなどの設備が見学できる。見学は、完全予約制で2011年4月1日から開始する。移築にあたり、しょう油を仕込む木桶、屋根の小屋組み、屋根瓦、石垣、門などは旧「御用蔵」のものを使用している。また外観でも、旧「御用蔵」同様の城郭様式を再現するとともに、建物の周辺には堀をイメージした水盤をめぐらせている。