大塚製薬:「SOYJOY」を欧州4カ国で販売
2011.02.01
大塚製薬は、子会社のニュートリション エ サンテ社(N&S)を通じて日本発の第一弾商品として、欧州4カ国(フランス、ベルギー、イタリア、スペイン)で「SOYJOY」の販売を2011年2月から順次開始する。医療関連事業とニュートラシューティカルズ事業(NC事業)を2大事業とする大塚グループにとって、NC事業での欧州展開は、グローバル化を推し進める上で重要な課題の1つとなるものだ。その意味で「SOYJOY」の販売は、NC事業での欧州展開を本格的にスタートするものとなる。
同グループでは、"健康問題"や"食糧問題"などの人類が抱える問題群を解決していく上で、大豆が持つ可能性の開発とその製品価値の訴求を重要視している。その1つとして、大豆粉をベースに開発されたフルーツ大豆バー「SOYJOY」を、大豆の可能性と価値をグローバルに広める商品として2006年に発売した。今回、欧州4カ国での販売を新たに加えることで、世界11カ国・地域での販売展開となる。欧州では、国内でも人気の高いストロベリー、ブルーベリーなど7アイテムを販売する予定だ。
N&S社は、欧州はじめ世界40カ国以上で健康・栄養機能性食品を展開しており、同4カ国には特に強い販売網を持っている。大塚製薬は、2009年にN&S社を買収し、これまでに日本、欧州での製品販売に向けて連携してきた。今後は健康志向の高い欧州で「SOYJOY」の商品価値を訴求し、確固たるブランド構築を目指す。また将来的には、欧州での販路拡大やオリジナルアイテムを含むラインアップの強化、さらには現地生産も視野に入れて、「SOYJOY」の欧州展開に力をいれていく意向である。