OKIデータ：プリンターなどに環境配慮型の段ボール採用
2011.04.05
OKIデータ（社長：杉本晴重、本社：東京都港区）は、国内向けLEDプリンターとLED複合機のトナーやイメージドラムなどの消耗品約200種類の個装段ボールを、これまでのホワイトから素材色（茶色）に変更する。環境負荷低減の観点から素材や仕様を全面的に見直したもので、2011年3月末の出荷分から順次切り替えている。
OKIでは、日本を含めた世界120の国と地域で販売しているプリンターと複合機の本体とオプションの個装箱は、すでに全て環境配慮型の茶箱を使用している。年間約80万個の国内向け消耗品個装段ボールを、リサイクル性なども考慮して環境配慮型の素材色へ変更する。これにより、環境負荷の大きい段ボールの脱色工程が不要となり、年間450kgのCO2排出量削減を見込んでいる。
外部からの衝撃や落下に伴う衝撃から商品を保護するという基本機能は変わらず、無駄のないコンパクトなデザインで輸送効率を上げる考えである。また2003年以降に発売したプリンターのトナーカートリッジでは、緩衝材として発泡スチロールを使わず、耐衝撃性を確保した上で環境性能の高い段ボールとエアーキャップを採用している。
OKIデータでは、商品ライフサイクル全体のCO2排出量を軽減するため、代表的新商品のLCA（ライフサイクルアセスメント）によるCO2排出量を2012年に2007年比でマイナス6%にすることを目標とする。今回の取り組みはこの活動の一環となるもので、今後は海外向け消耗品個装段ボールなどについても市場特性を考慮しながら順次、環境配慮型へ切り替えていく考えである。
