《編集部発》第5回Jsalon（ジェイサロン）開催
2011.05.13
東日本大震災から2か月が過ぎ、被災地にはいまだ変わらぬ景色が存在するとともに、雨後の筍のような欺まんやエゴがサプライの混乱を招いている。「いまだ非常時」との認識を手放さないことが大事だが、同時に袋小路に陥らぬよう、全体を見渡せる視野の広さ（心の余裕）も不可欠である。こうした状況下で心ある人たちが集い合い、学び合うことは認識を共有し、視野を広げる上で必要不可欠である。
震災で明らかとなったこれまでの反省に立てば、女性の力（女性的なるもの）を生かすことを考えるのは当然であろう。これは、これまでの価値観を転換する上で最も有効な方法であると考える。ましてや、すでに人口の過半数は女性が占める。特にパッケージングは女性がその開発の原動力となることは間違いない。プロダクトマーケットにはすでに兆候が表れている。
「Jsalon（ジェイサロン）」は"パッケージング"を軸として、色々な業種や立場で活躍する女性たちの経験と知恵の共有により、新しい価値を創造する自由なネットワークをつくりゆくための女性だけの集である。具体的にはテーマ講演と座談会との2部構成で、年に3?4回の定期開催を予定している。担当講師の豊かな経験と智恵に学ぶとともに、講師を交えた参加者間でテーマにそくした意見交換や議論などを行う。
第5回は、ゼリー飲料の代名詞ともいえる森永製菓の「ウィダーinゼリー」の誕生を支えた、スパウト付きパウチ「チアパック」を生み出した市川徹氏（細川洋行・常務取締役）が担当する。ストロー付きなどの機能はもとより、パッケージ形状へのこだわりも大きい。「市場に定着し、長く親しまれるパッケージといったものは、すでに自然の中に存在しているカタチである」というのが、市川氏のパッケージ開発での哲学である。
また早くから、海外企業とのコラボレーションを手掛けてきたことから、国内外を問わず幅広い人脈を持つ。その出会いと深い親交がパッケージへのモチベーションともなり、開発での知恵の源泉ともなっている。その市川氏の"パッケージング人生"から学ぶことは多いに違いない。
【第5回ジェイサロン開催概要】
［日時］2011年6月17日（金）14:00?17:30（開場13:40）
［場所］竹本容器本社 B1F（東京都台東区松が谷2-21-5）
［会費］1万5000円（税込）
［内容］第1部〈講演〉14:00?15:15
「世界を舞台に挑んだ"パッケージング人生" 〜そのエピソードと開発の哲学に学ぶ」
（interpack2011 視察報告含む）
講師：市川徹氏（株式会社細川洋行／常務取締役）
［内容］第2部〈座談会〉15:30?17:30（参加者の自己紹介・意見交換など）
［主催］ジェイパックワールド株式会社
［協力］竹本容器株式会社
［問合せ・申込み先］ジェイパックワールド・セミナー事務局
（info@jpackworld.com）まで
