日新製糖：新光製糖と共同持株会社設立
2011.05.13
日新製糖は、新光製糖との共同持株会社設立（株式移転）により、経営統合する。 両社の定時株主総会（2011年6月開催予定）での承認を前提として、2011年 10 月3日に共同株式移転の方法により、両社の完全親会社となる日新製糖ホールディングスを設立するものである。
日新製糖では、すでに2003年4月に新光製糖との業務提携基本契約書を締結し、両社の生産設備および販売網を相互に活用する取り組みを進めてきた。国内外の様々な市場環境の変化などを背景に、今後のコストパフォーマスや販売および品質競争の強化を図ってきたものだ。将来、グローバルマーケットでの発展に繋げられるよう、両社で十分な協議を進めてきたことによる。
その結果、国内の企業基盤を強化し、両社の経営資源を一体的に活用することで企業価値向上を図ることを目的に、これまでの業務提携関係を発展させ、共同持株会社設立による経営統合を行うことを決定したものである。
具体的には、1）「カップ印」ブランドへの統一ならびに効率的な販売体制を整備による販売効率向上、2）生産設備を一体運営することでの生産体制安定化と生産効率向上、3）東西生産体制確立によるリスク分散、危機管理体制強化、4）原料、資材等の効率的購入による合理化ならびに両社の管理部門の効率化推進、間接費削減などのグループ横断的なコスト削減 、5）研究・開発ノウハウならびに人材を結集することでの新製品等の開発力向上を進めていく。
