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ニュースフラッシュ

クラレトレーディング:「エバール」を用いた再封機能付包装袋

2011.05.26

n_20110526_01.jpg クラレトレーディングは、保香性に優れるバリア性樹脂「エバール(EVOH)」を内面材に用いたジッパー付きの包装袋を開発した。同社では、食品や薬品、化粧品、トイレタリーなど幅広い用途に展開していきたい考えである。これまでは、バリア性内面材(バリアシーラント)に接着可能なジッパーがなかった。そこで、同社と富士特殊紙業が共同開発により、再封機能付き保香包装袋の製造を可能にしたものだ。
 「エバール」を包装袋の内面材に使用することにより、一般的なPEなどを内面材に使ったものに比べ、香りや薬効成分の吸着を抑制する。品質の長期間保持が可能となるとともに、ジッパーによる再封機能を付与したことで開封後に使い残した内容物の保存にも適している。また、これまで香り・薬効成分の種類によっては発生が懸念された包装材のデラミネーションも抑制する。