《編集部発》第6回「Jsalon（ジェイサロン）」開催
2011.06.16
東日本大震災から3か月、被災地にはいまだ変わらぬ風景が存在する。だが、何も変わっていないわけではない。人心は動き始めており、確実に変わりゆく風景もある。「いまだ非常時」との認識を手放さないことも大事だが、同時に袋小路に陥らぬよう、全体を見渡せる視野の広さ（心の余裕）も不可欠である。こうした状況下だからこそ認識を共有し、視野を広げるために、心ある人たちが集い合い、学び合うことは必要である。
震災で明らかとなった、これまでの多くの反省に立てば女性の力（女性的なるもの）を生かすことを考えるのは当然だ。女性の力を生かすことは、これまでの価値観を転換する上で、最も有効かつ具体的な方法である。ましてや、すでに人口の過半数は女性が占める。特にパッケージングは、女性がその開発の原動力となることは間違いない。プロダクトマーケットにはすでに兆候が表れている。
「Jsalon（ジェイサロン）」は"パッケージング"を軸として、色々な業種や立場で活躍する女性たちの経験と知恵の共有により、新しい価値を創造する自由なネットワークをつくりゆくための女性だけの集である。具体的にはテーマ講演と座談会との2部構成で、年に3?4回の定期開催を予定している。担当講師の豊かな経験と智恵に学ぶとともに、講師を交えた参加者間でテーマにそくした意見交換や議論などを行う。
第6回は、再びコーセーコスメポート株式会社 商品開発部デザイン室室長の山田博子さんにご担当いただく。震災の経験や同苦を通じて、「デザイナーとして命をもらった」と山田氏は言う。それだけに、これまでの学びや豊富な経験から身に付けた独自発想法を、若い次世代へ伝授したいとの思いが強い。どんな時にも解決法に困らない。
むしろ困った時ほど、楽しいほど解決のアイデアがどんどん出てくる。いつでも、どこでもアイデアが汲めども尽きず出てくるという山田流発想法の方法論を学ぶ。山田氏の哲学でもある"感性と英知の融合"をプチ実践しながら、右脳の開発力を高めて"感覚的発想法"と"方法論的発想法"をその場で身に付ける。「誰でも平均以上の仕事ができ、明日の自分は違って見えます。楽しいでしょ」と山田氏は言う。
【第6回ジェイサロン開催概要】
［日時］2011年7月28日（木）14:00?17:30（開場13:40）
［場所］竹本容器本社 B1F（東京都台東区松が谷2-21-5）
［会費］1万5000円（税込）
［内容］第1部〈講演〉14:00?15:15
「山田流発想法-----企画・開発からデザインまでアイデアは∞（無限大）」
講師：山田博子氏（コーセーコスメポート株式会社／商品開発部デザイン室室長）
［内容］第2部〈座談会〉15:30?17:30（参加者の自己紹介・意見交換など）
［主催］ジェイパックワールド株式会社
［協力］竹本容器株式会社
［問合せ・申込み先］ジェイパックワールド・セミナー事務局
（info@jpackworld.com）
