伊藤ハム：三菱商事や米久と中国食肉事業拡大
2011.06.23
伊藤ハムは、三菱商事や米久とともに、中国最大の食料企業グループである中糧集団（COFCO）傘下の食肉事業統括持ち株会社に資本参加（比率は33％）することを発表した。出資は2011年7月末までに行い、2017年までに100億元（約1250億円）を投じ、中国国内の畜産や食肉加工拠点を整備する。
具体的には、鶏と豚の生産拠点を現在の5カ所から12カ所に拡大し、鶏の出荷数は6倍の年間3億羽に、豚は10倍の500万頭に増やす考えである。
また食肉加工拠点を現在の4カ所から11カ所に拡充し、年間生産量を約10倍の21万トンに拡大する。これにより、食肉事業の売上高を2010年度の23億元（約288億円）から2017年度までに181億元（約2263億円）に伸ばしたい考えである。
