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ニュースフラッシュ

日本コカ・コーラ:電子ビーム殺菌による無菌ラインを新設

2011.06.23

 北陸コカ・コーラでは、2010年12月から準備を進めてきた砺波工場のPETボトル飲料の新ラインが完成したことを発表した。 6月20日行われた式典には、米国のザ・コカ・コーラ・カンパニーの最高総務責任者であり、副社長のアレキサンダー・カミングス氏が訪れた。 約24億円を投じた設備で、500mlのPETボトルで毎分600本(年間約1億本)の生産を見込む。
 またコカ・コーラとしては世界初となる電子ビームによるPETボトルの殺菌技術を導入したもので、国内ではサントリーに続く2つ目導入となる。従来の殺菌剤を使用せず、洗浄水が3分の1程度であるとともに残留薬剤の心配を払拭した。また、同社ではPETボトル成形から殺菌、充填までコンベアを従来に比べて大幅にコンパクト化し、あわせてコカ・コーラグループとしては世界初となるシステムである。
 水源に恵まれた砺波市に建つ北陸コカ・コーラプロダクツの工場だけに、増設されたのはミネラルウォーター「いろはす」のPETボトル飲料の生産ラインである。日本コカ・コーラでは、電子ビームによる同殺菌システムが、日本だけでなく、世界にも広がっていく技術として考えているようである。