ベーリンガーインゲルハイム:バイオ医薬品の充填包装ライン
2011.06.30
ベーリンガーインゲルハイムは、ビーベラッハ(ドイツ)のバイオ医薬品生産設備に充填・包装ラインを新設し、2011年6月20日から稼働を開始した。受託事業用の0.5〜100mlの液剤又は凍結乾燥バイアルを充填する設備である。あわせてシングルチェンバーおよびダブルチェンバーカートリッジの充填ラインの増設も進められており、2012年第4四半期の稼働を目指している。
臨床試用から商業生産までの幅広い顧客ニーズに対応するため、バイアルで6000〜11万本、カープルで5万〜10万本のバッジサイズを持つ。新設のラインはアイソレーターを備えており、バイオ医薬品の受託開発や製造での着想から販売までの同社のワンストップ・ショップサービスを拡充するものだ。
凍結乾燥やバイアル充填、プレフィルドシリンジの充填など、これまでの能力を上回り、バイオ医薬品の受託製造事業での卓越したソリューションを提供する。同社バイオ医薬部門上級副社長 サイモン・スタージ氏は、「バイオ医薬品受託事業分野のリーダーとして、幅広い製薬会社からの受託を通して多くのバイオ医薬品発売に寄与してきた。更なる機能拡張により今後は、高品質の原材料や製剤を提供することが可能となる」とコメントする。