サントリー:「サントリー食品アジア社」を新設
2011.08.18
サントリー食品インターナショナルは、東南アジアでの食品事業のM&A戦略の加速およびグループシナジーの最大化を図るため、「サントリー食品アジア社(Suntory Beverage & Food Asia Pte.Ltd.)」を新設し、2011年9月1日から事業を開始する。
今回のシンガポールでの新会社設立は、既存のサントリー食品インターナショナルから東南アジアを中心とした地域のM&A関連機能を移管し、地域に密着した情報収集、戦略立案、意思決定のスピード向上を促進することで、食品事業のM&A戦略を加速させるものである。将来的には、同エリア内のグループ会社を統括、管理することで各社間のシナジーの最大化を図りたい考えである。
東南アジアでの食品事業は近年、ティプコ社(Tipco F&B Co., Ltd.)を通じて、タイでの清涼飲料の製造販売を開始した。また2011年7月には、インドネシアの食品・飲料企業「ガルーダフードグループ」と、インドネシアでの合弁会社の設立に合意するなど、積極的に新規エリアへの開拓を推進している。
新会社設立により、今後も成長を続ける東南アジアでの積極的な展開を図るとともに、日本・アジア・欧州・オセアニアのグループ会社間のシナジーを最大限に図りたい考えだ。また現地採用・人材交流を促進することで、グローバル人材の拠点として、サントリーグループのグローバル戦略を一段と加速させていく意向である。