三菱商事:中央化学に株式公開買い付け
2011.08.22
三菱商事は今秋(2011年9月〜10月)に、ジャスダック上場で中央化学に株式公開買い付け(TOB)を実施し、連結子会社化を目指す。コスト削減や中国事業の拡充を進めることで、食品の包装容器事業の強化を図りたい考えである。中央化学の2011年12月期の連結売上高は656億円で、純利益は14億円となる。2000年以降は業績が低迷していることなどを背景に、この子会社化により、原料供給でのコスト削減や中国事業の拡大など抜本的な経営改善を図る意向である。買い付け価格は1株当たり386円で、現在9%の出資比率を50%超に高めるものだ。