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ニュースフラッシュ

伊藤園:パウダーインキャップの深蒸し茶

2011.08.26

n_20110826_03.jpg 伊藤園は、「パウダーインキャップ」に入った緑茶の粉末を、ふって天然水と混ぜ合わせることで、新鮮な緑茶を手軽につくって楽しめる「お〜いお茶 深蒸(ふかむ)し茶」(490ml、希望小売価格140円)を、2011年8月29日から全国で販売開始する。原料となる粉末には、健康イメージで人気の高い国産深蒸し茶を100%使用している。
 緑茶の茶葉は光や酸素、湿気に弱いため品質保持が難しい素材であり、濃緑色の特殊素材で、遮光性と密封性に優れた「パウダーインキャップ」を使用することで、茶葉の品質を損なうことなく、新鮮でやわらかな甘みとすがすがしい香りを封じ込めている。また深蒸し茶葉をそのまま粉砕しているため、栄養成分をまるごと摂取できる。
 ボトル内の水は、山形県酒田市の天然水で、お茶を入れるのに適した軟水であり、「パウダーインキャップ」内の粉末と混ぜ合わせることで、深蒸し茶の風味を引き出す。同社では「お〜いお茶 緑茶」を中心として、鮮度感のある心地よい渋みと深い味わいの「同 濃い味」、刺激が少ないやさしい味わいと香ばしい香りの「同 ほうじ茶」「同 玄米茶」、カフェイン50%オフで口当たりやさしくふくよかな味わいの「同 玉露の旨み」など、顧客の様々な嗜好に応えた商品を開発してきた。
 2008年6月から「パウダーインキャップ」を使用した製品を販売しており、今回、人気の深蒸し茶100%使用の「お〜いお茶 深蒸し茶」を発売することで、つくり立ての新鮮な緑茶の味わいを、気軽にどこでも飲用できる「ふって・つくって・飲んで」という飲用スタイルを提案し、「お〜いお茶」シリーズを拡販につなげたい考えである。
 
※深蒸し茶:緑茶は茶園から摘み採られ、保存に耐えられる状態にまで1次加工(荒茶加工)される。その後荒茶の形状を整え、消費地や消費者の好みに合うように火入れなどをする仕上げ加工を経て仕上げ茶となり店頭に並ぶ。荒茶加工の中に生葉を蒸す工程があり、蒸す時間を通常より長く(約2倍)してつくられるお茶が「深蒸し茶」。茶葉の中に充分に蒸気熱が伝わるので、形は粉っぽくなりますが、お茶の味わいや緑の水色(すいしょく)が濃く出る特長がある。