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四国化工機:カップ味噌用の最新鋭充填シール機を開発

2011.09.14

n_20110914_01.jpg 四国化工機は、新たな市場ニーズに対応する最新鋭のカップ味噌用充填シール機「間欠直列型4列MF-04」(毎時7200個)を開発した。充填精度向上による歩留改善や異物混入対策による製品品質の向上、イージーオペレーションなど革新技術を導入したもので、すでにマルコメ「料亭の味」のカップ味噌工場で本格稼動を始めている。
 定量充填方式に精度を向上させる装置の搭載により、充填精度の向上を実現したものだ。充填部にはサーボモーター駆動方式を採用し、充填及び容器の押し上げタイミングを精細に設定することが可能となった。それにより高粘度液の充填時に発生する"角(ツノ)"を最小限に抑制できる。
 充填前にカップ容器の静電気除去及びバキューム&ブローすることで異物除去の精度が向上し、蓋材には既存商品で多く採用されている枚葉方式(あらかじめ容器に合わせて切り出された状態で納品されるフィルム)ではなく、ロールフィルム方式を採用している。シール後にフィルムをトリミングするため、フィルムの打ち抜きカス等の異物混入リスクが低減する。
 従来よりも薄肉フィルムの採用が可能なため、資材コスト抑制も期待できる。オプションとして、自動スライダ方式の外蓋供給装置を搭載など、低位置からの外蓋供給を可能とすることで、作業の安全性及び効率を向上している。