クラレ:米国でEVOH樹脂生産能力を増強
2011.11.01
クラレは、米国現地法人クラレアメリカによるEVOH樹脂(商標「エバール」)の生産能力を増強することを発表した。約40億円の設備投資で、年産 1万2000トンの能力を増強する。2014年1月には稼動予定である。「エバール」は優れたガスバリア性を生かし、内容物の劣化を防ぐことから食品包装用途や揮発ガソリンの漏洩を防止する、自動車用ガソリンタンク用途などで、着実に需要が拡大している。
近年では、壁紙や床暖房用パイプや冷蔵庫用真空断熱板など、用途展開を広げていおり、需要は新興諸国でも拡大基調にあることなどから、安定した供給体制の維持のために今回、生産能力の増強を決断したものだ。