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ニュースフラッシュ

《編集部発》モンモリロン石を用いた新素材包材

2011.11.11

 粘土(レンガを作るのに使用されるモンモリロン石)を若干とポリマーを混ぜて薄いフィルムにした、食品包装用途のハイバリア性のナノブリックフィルムについてご存知だろうか。素材制作者のJaime Grunlan氏によると、ナノブリックフィルムの構造は、電子顕微鏡で見るとレンガやモルタルと同じだそうである。
 ガラスと同等のハイバリア性で、水蒸気透過度が非常に低いため、スナック菓子の包装材用途への利用が期待されているようだ。この新素材はアメリカ化学会(ACS)ですでに発表されおり、既存のパッケージにレイヤーとしてコーティングできる。ナノブリックは柔軟性に富んでおり、電子を作るためにも使用されたり、空気の抜けにくいバスケットボールやサッカーボールの開発にも役立つと考えられている。
 こんな新素材のニュースを知る方がいれば、本誌に知らせてほしい。"ナノ"の世界はまだまだ未知であり、パッケージ素材への利用も含めて今後が非常に興味深い分野である。既存の知識で推し量れないものであり、是非とも想像の翼を伸ばして今後を期待したいものである。これ以外にも驚きのパッケージ情報があれば、確不確はともかくドシドシとお知らせください。お待ちしています。